何度もいいますが、ベルリンはとてつもなくミュージアムやギャラリーが面白かった。
1週間弱の滞在では1/10も見れてないであろう……。底なし沼か!
ミュージアム共通パスが何種類もあるから、ツーリストインフォメーションでチェック!!
ロンドンのそれとも違う、重い歴史とポップさ(ドイツのプロダクトデザインがかもすあの感じ)。ちょっとさかのぼると、カリグラフィーはめちゃんこカッコいいし、プロパガンダなどのポスターもやばいことになっています。
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German Historical Museum(ドイツ歴史博物館)より。
思惑を探ろうとしちゃうから、小規模な現代アートは続くと疲れる! ベルリンではオーセンティックな美術館・博物館のほうが、かえって刺激になりました。
印象にこのっているものを、いくつか。
Kunstgewerbemuseum(美術工芸博物館)
物量がヤバい。
王家のコレクションを大放出中なり! あらゆる凝りに凝ったガラスやらセラミックやら調度品やらが、ズラ〜と並んでいます。なんと13世紀モノまで。
18世紀のマイセンなんて、すごい規模と精度。どの国も、貴族はハンパなくいいもの使ってたんですね!
ドイツの美術館は、建築自体がおもしろい構造になっているので、足を踏みいれただけでワクワク。自然光が心地よい。
「も〜、何百年もここにしがみついとくの、しんどいわ!」
いまいちここのすごさが伝わらない写真チョイスですいません。
いきなり近・現代のプロダクトが大挙してくるフロア。
Musikinstrumenten Museum(楽器博物館)
ベルリンフィルのホールに隣接し、プロの演奏家にも人気(?)のこちら。浜松市楽器博物館のほうがすごいって説もありますが、豪奢な時代楽器群と、開放感あるモダンな建築とがあいまってなかなか居心地のよい空間です。ガラ空き。
木管、金管、鍵盤、弦、打楽器なんでもござれですが、特にピアノやチェンバロが充実。
高貴な婦女子のたしなみたっだんですね。やたら手がこんでいてラブリー。むしろ工芸品として超一流。
鍵盤の下の引き出しに、裁縫道具がしまえるチェンバロまでありました。
珍獣で仕立てたバグパイプやアルマジロ(?)の弦楽器など、ふざけたコレクションも見ごたえあり。
鍵盤ひとつであらゆる楽器の音が鳴らせ、ひとりオーケストラできちゃう巨大オルガン(?)のバカバカしさといったら。
あと、意外に勉強になったのは、グランドピアノ大解剖コーナーです。すべてのパーツと、それを作る道具や行程などが展示解説されております。
こちらは初期のシンセサイザー。つまみがかっこいい!
この工芸博物館と楽器美術館は、ティーアガルテン地区にある
文化フォーラム (Kulturforum)の一部。ベルリンフィルハーモニーを中心とした、ミュージアム集合体ってとこでしょうか。ほかにも絵画美術館や芸術図書館があって、あっという間に足が棒になるほど見どころ満載。へんてこな建築がうまいこと組みあわさたランドスケープ。角度によってちがう表情をみせます。
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Kunstgewerbemuseum
Herbert-von-Karajan-Straße 10,10785
10:00〜18:00(土・日曜は11:00〜) 月曜休館
大人入館料8ユーロ
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Musikinstrumenten Museum
Tiergartenstr. 1, (Eingang Ben-Gurion-Straße)10785
9:00〜17:00(土・日曜は10:00〜) 月曜休館
大人入館料4ユーロ
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