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ゆりこのダブダブ道

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おすすめマンガ



#NOWPLAYING Early CONSCIOUS SOUNDS’s 7inch!! 掘り出し物♡ 最近の作品よりぐっとベースラインが印象的で、ぐにゃぐにゃ加減も最高ですー♬ REGGAE ON TOPから出たBarry Isaccsのアルバムに収録されてたみたいですね。





ちょっと前は「岳」とか、なぜか「デカスロン」とかにハマってましたけど、何度もくりかえし読んだのはこのマンガ。200%おすすめです「ヘルプマン!」
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ずばり、介護漫画です。(講談社/イブニング)
アタマは悪いが人一倍人情に厚い新米ヘルパー・百太郎が、さまざまな介護現場を経験しながら成長してゆくというストーリー。在宅介護、虐待、認知症、介護保険法、介護職の雇用問題、孤立死などなど、介護にまつわるエピソードが描かれています。
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ヘルパーである主人公はもちろん、高齢者自身、その家族の立場や視点から描かれているのがとにかく◎。目をそらしたくなるようなシーンも多々ありますが(知る限り誇張ではない)、そこは漫画。救いが用意されてるのでご安心を。
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連載中に「痴呆」→「認知症」と呼び名が変わったり、「介護保険法」が改正(悪?)されたりと、高齢者をとりまく環境が日々移ろう様も見てとれます。


自分自身や周囲がお年ごろというのあるし、高齢化の波がメディアから飛び出して、とかく身近に感じられる今日このごろ。
「親の面倒をみるのが不安」「ボケるのだけはイヤだ」「ポックリ死にたい」「ボケたら容赦なく老人ホームにぶちこんでくれ」といった発言に出くわすことが多い今日この頃。なんだか聞いてて悲しくなります。

つねづね痛感しますが、“当事者にならないと共感できない”のが人間なのにもかかわらず、わたしたちは適切な教育をうけていないように思います。いつまでも社会保障がGUDA GUDAなのは、わたしたち自身の知識と認識のGUDA GUDAさゆえではないでしょうか。
消費税が上がっても、福祉は向上しないってばよ!
いやこれ、マジなハナシ。


勉強になる、なんて書くとおもしろくない漫画みたいだけど、読んだ人は漏れなくハマりましたねー。読みやすいし、とっっってもよく取材されており、内容が肉厚。
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現代の日本で老いを生きるとはどういうことなのか。認知症とはなんなのか、どう接すれば本人も周囲も苦しまずにすむのか。多かれ少なかれお世話になるであろう、介護の事情とは。家族って何なのか。



ひとり暮らしの利用者さんは、「ふとした時に話しかける相手がいない」寂しさをつぶやいていました。
PCやネットを自分の一部のように使いこなすわたしたちは、どんな老齢期を生きるのかしら。やっぱりちょっぴり怖くもあり、興味もしんしんでもあります。
介護福祉のお題は青木雄二プロあたりに料理してもらってもオモロそう。



いつまでも 飲めると思うな おいちいゴ♡ハ♡ン!
いつまでも できると思うな ひとりでウ♥ン♥コ!
いつまでも 拭けると思うな てめえのオ♡シ♡リ!



さて、日韓戦も無事勝ち進んだことですし、魁!男塾でも読みつつ床に着きま〜す。
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by littleyu_like_mad | 2011-01-26 02:51 | CARE♡介護

われは草なり


われは草なり
伸びんとす
伸びられるとき
伸びんとす
伸びられぬ日は
伸びぬなり
伸びられる日は
伸びるなり

われは草なり
緑なり
全身すべて
緑なり
毎年かわらず
緑なり
緑の己れに
あきぬなり

われは草なり
緑なり
緑の深きを
願うなり

ああ 生きる日の
美しき
ああ 生きる日の
楽しさよ
われは草なり
生きんとす
草のいのちを
生きんとす




みなさん、本年も心よりどうぞよろしくお願いいたします。
みなさんとみなさんの家族にとって幸多き1年となりますように!


伸びられる日はぐんぐんと、伸びられぬ日はたおやかに。

これは、大好きな人がわたしに教えてくれた高見順氏の詩です。
ヨコ書き、もといPCの画面では素敵さが伝わりきらない…!ページの手ざわりや装丁のたたずまい。けしてネットワークに迎合しないもの。



#NOWPLAYING JAH SHAKA's 7inch★ポエムのムードとあってませんが、年始のテンションはこんな感じ!がおー!Vynilの存在も、詩集みたいなものかもしれません。場所とってしかたないけど、データには代えられないもの!今年もKillerな音にたくさん出逢えますように。ぺこり。


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by littleyu_like_mad | 2011-01-06 23:34 | DAYS☆毎日のこと

ダブダブドリル帳

発売より?カ月、旧年中にやっと読み終わりました!DUB論!!!


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「世界で唯一のダブ専門書」と謳うだけあり、中身みっちり。
記載のある曲をいちいち試聴しつつ、時に弾きながら読み進めたので、えらい時間がかかっちゃいました。
わたしにとって、本書はまさにダブのドリル帳!
(はじから忘れちゃうけどNE)


カヴァーはDrawise a.k.a
ふっくんによる脅威の手描き!




著者 : マイケル・E・ヴィール
訳 : 森本幸代
出版 : TODOROKI
tdrb-003
¥2,625(tax incl.)



「ダブは他の音楽に感染し、新しいスタイルに変化させるウイルス」 Steve Ballow

「ダブを聞くと、音楽と一緒に飛べるんだ。心と体、たましいを音楽に合わせて飛ばせる。もし音楽がなかったら、抑圧と税金で死んでしまうだろ」 Lee'Scrath'Perry

「それを『サイエンス』と呼ぶ奴も『魔術』と呼ぶ奴も、ただ『オーベア』と呼ぶ奴もいる」 Prince Baster

「『こんなの十年前にできたかな?たぶん無理だよな。でも、こういう曲は二十年後にできるかな?たぶんできるだろう。でもマイクチップとコンピューターを使ってな』」 Clive Chin,Errol Thompson

「リズムをいじっていると、リズムはドラムとベースでできてることがわかる」
Clive Chin
※本文より抜粋、一部中略


CDのカップリングがカラオケだったり、曲にはRemixヴァージョンがあったりしますよね。その発祥は70年代ジャマイカ。1972年以降にプレスされたほとんどのレゲエのレコードB面には、原曲の“Version”が収録されています。
原曲をバラバラに解体して、ぐにゃぐにゃにエコーや山びこをかけ…、思いつくままに効果音をかぶせ、「これはこれでお楽しみなはれ!!!!!」的な。
当時ジャマイカで盛んだった野外ダンスでかけると、原曲より盛りあがるもので、ガンガン作ってたんですね!

原曲!



DUBWise Version!ソファーでならストーン、サウンドシステム前ならバキバキ!




今では考えられないようなショボい機材を駆使して「(DUB)Version」を創ってたのが、ミュージシャンじゃなく電気技師のおっさんたち=ダブ エンジニアだったという。
今わたしたちが聴いてる音楽はほぼデジタル加工品。サウンドテクノロジーを、ある意味楽器のように用いはじめ、レコーディングスタジオを単なる録音の場から創造の場へ。
事件はヨーロッパやアメリカじゃない、ジャマイカで起きてたんだ!というストーリーの、裏側と因果を明らかにする1冊ってとこでしょうか。


★ダブは、当時どんな風に創られていたの?
★何でジャマイカなの?
★電気技師のおっさん発信から、どうやって世界のメインストリームへ?



★ダブとダブ・エンジニアの関係

1960年代後半〜70年代、ダブ黎明期から隆盛期に活躍したエンジニアについて、それぞれたっぷりとページを割いて紹介。
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Sylvian MorrisからKing Tubbyとその弟子たち、LEE 'SCRATCH' PERRY、Errol Thompsonまで、各人のプロフィールはもちろんのこと、スタジオで使用した機材のスペックや入手経路、詳細なテクニックに至るまで、かなりくわしく紐解かれており興味津々です。例に挙げられている曲を聴きながら「ふむふむ、このムードはこんな裏ワザで演出されてるんや〜!」と、ガッテンボタンを連打。

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★背景はアフリカ!?

これまでダブやヴァージョンは「他人の著作やろーがなんやろーが、勝手にいじりたおして未来永劫使いまわしたる」という、社会的背景とジャマイカ人気質の産物という扱いだったけど、どうもそれだけじゃないみたい。
アフリカから奴隷として集団拉致され、バラバラに引きちぎられた過去の記憶を拾い集めようとする作業=ダブミックスだという考察がとても新鮮!

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黒人文学にはコラージュの手法を用いたり、トラウマをテーマとするものが多いそう。ブラックミュージックにおいては、テクノロジーと宇宙のイメージを介してアフリカを喚起させようとするのが常套手段。封じられた過去を未来的なイメージで解き放とうとしているのか、ダブの手法にもどっぷりとその色が表れてます。


★国境を越えてからのダブの変化

レゲエといえばジャマイカかイギリスかって話(私はUKから入門しましたし)なのですが、一般的にいまいち知られていないのが悔しい。イギリスからはAdrian Sherwood、Mad Professor、Dennis Bovell。アメリカはBullwackieとBill Raswell。ドイツはRhythm&SoundsのMoritz Von OswaldとMark Ernestusなどの紹介を通じてエレクトロニカへのダブの影響を分析。実験音楽やフリージャズの巨匠の名も登場し、興味深い内容でした。

このテーマで印象深かったのは、Adrianの「原曲のヴァージョンでなく、最初からダブ・ミックスのために音楽を作るようになる」というコメント。当たり前のようだけど、ジャマイカ生まれのダブが海を渡ったことは、すべてのポピュラー/ダンスミュージックがみるみる増殖し、細分化されてゆくターニングポイントだったのだと思いました。

古いダブが未だ新鮮に感じられるのは、テクノロジーを凌駕していたから。現代の音楽はテクノロジーに溺れている、というような話も書かれていました。確かにね。

もうひとつ。特にイギリスやアメリカのレゲエ・ダブにおいては、アフリカ生まれのカリブ育ち、第3国在住と、流浪する2重のディアスポラ根性が作用しているという説も興味深い!(ディアスポラ=祖国以外の地で生きることを強いられた人びと)

Jah Shakaについて若干触れてはいたものの、New Roots、Modern Rootsについて語られることがなかったのは残念!! ヨーロッパ各地に伝播したサウンドシステムカルチャーについても掘り下げてほしいものです。



レゲエには様式的で懐古主義的な側面があるものの、わたしはレゲエやダブの荒削りで、衝動的で、ゴリ押しなところが好きだと実感しました。こなれて精緻で動機のないメッセージを乗せたレゲエなんて死んでいるも同然だー。ダブにおけるドラム&ベースの意義についても、具体的に書かれており、個人的には大満足!

長年レゲエを聴いている人にとっては、大部分がすでに知っている内容ばかりだと思います。むしろすべてのレゲエ以外の音楽ファンに読まれるべき1冊。特にトラック制作やDJをやっている人にとっては、すっごくタメになると思います!

ちょっと読んで味噌!



今週末にはリリースパーティも。興味のあるかたはぜひ、サウンドシステムでダブの魅力をご満喫ください!爆音だと10割増なのでね♡
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by littleyu_like_mad | 2011-01-04 17:29 | REGGAEやDUBのこと