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ゆりこのダブダブ道

yurikodub.exblog.jp

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2018年のごあいさつ


#WANT 先日LB-3さんがかけてらして衝撃だった1曲! ベースはもちろん、リムに歌詞、ダブまで何もかもがKiller。ほしすぎます。




年が開けたので、ひさびさにこちらのブログで個人的にご挨拶させてください!

まず最初に、もう当日ですが、1/20(Sat)の深夜は幡ヶ谷ヘビーシックでこちら!
超かっこいいUNDEFINEDさんと
幡ヶ谷で対バンです!
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OPEN THE GATEという、現在渋谷の虎子食堂でイベントをやっている、若手(?)ROOTS SELECTAクルーが企画してくれました!

UndefinedはKeyとDrumsのDUB・UNITです。
Reggae〜ドイツのBasic Channelを彷彿するようなMinimal Dubまで。わたしも大ファンですし、自身のレーベルNewdubhallも独自の好リリース中!

わたしは、去年から一緒に曲を作っている、
Warrior Dreadというプロデユーサーとライブします。
WDは自作の曲をLive Dubmixします!
Stepperの曲がおおいのでどきどきしていますが、
ある意味、極悪ではあると思います(笑)。


録音にしても生演奏にしても、
音づくりという姿勢をおぼえたのが昔とのちがいです。
Earth Iration Super PowerのオーナーBOOくんの「最初は思うような音が出なかったり、悔しい思いもイッパイしたけど、歯を食いしばって種を巻き続けてよかった!」というコメントを見て、すごく励みになりました。
道のりは長いけど、いい音出せるようになりたい……!!
新年親指びきができるようになったし、続けてれば攻略できる。
ヘビーさんも続けようっていってたし!


サウンドシステムを応援したい
盛り上げたいと思ってます

わたしは、大きな音が出るところ、基本ひとりではできないところ、つまりとても公共性が高いのがサウンドシステムの魅力だと思っています。
(ほぼひとりで切り盛りしている方もおられ、そのスタイルもかっこいいです)
基本的に、レゲエを中心に、どのジャンルも同じく扱いたいと考えていますが、どうしても自分の嗜好に寄ってしまうのが悩みではあります。

持っていらっしゃる方には、たまにでも思いきり鳴らしていただきたい。持ってるだけでお金がかかりますし。システムを出せる場所、ひいては思いきり出せる場所を大切に、増やせたらいいなと思います。
日本はちいさな島国です。
大きな音を出せば興味のない人たちにも伝わってしまうなら、周囲を巻きこむのも手かなと。センドアンドリターン。
身内規模のコミュニティダンスを守ることも忘れてはいけませんが。

日本にある200をゆうに超えるサウンドシステム、優れたビルダーさんたちはすごい資源です。
文化振興、F(女性とファミリー)層マーケティング、後続育成、
インバウンド、文化交流、技術の輸出……、

と夢は広がりますが、いかんせんひとりなので(笑)。
日本のサウンドシステムマップと各サウンドの紹介リンクを作る。
イベント情報を投稿できるようにする、あたりが目下の課題です。
技術とお金と時間と、信用のはなしですね……。

SNSはインスタメインです。
サウンドシステム写真は一種のフェティッシュ、という概念はインスタ以前からありました。素晴らしいギャラリーを作っておられる先輩がいらっしゃいます。
インスタ自体に寿命がありそうですが、ぜひ告知に利用して、一緒に楽しんでいただけたら本望です!

大前提として、サウンドシステムをやっておられる方々ありきなので、リスペクト第一、かつご迷惑にならぬよう肝に命じて動きます。続かなくては意味がないので、細く淡々とですが(笑)。皆さんにとって有益なプラットフォームになればいいなぁ。








昨年は身内にいろいろあって、ジャマイカいくいく詐欺状態に……。
なので今年は、スキあらば外出します。誕生日は祖国で過ごしたいな〜〜♡
でも、Malaが来る(3/20)2日後にOBF(3/23)が来るって、ヤバいことになってるやないか〜い。DBSシステム入ったら嬉しいな〜。気が狂うような爆音でダブステに浸かりたい。
そうこうしているうちに行ってみたいの目白押しの野外ダンスシーズンに突入するし、今年はサウンドシステムで演奏するという目標もあるし……。I don't have time to play silly gameってことで。



皆さま、引き続きいろいろ教えてください。遊んでください。
ご指導、ご鞭撻のほどお願い申しあげます。





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by littleyu_like_mad | 2018-01-20 02:40 | REGGAEやDUBのこと

ダブダブドリル帳

発売より?カ月、旧年中にやっと読み終わりました!DUB論!!!


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「世界で唯一のダブ専門書」と謳うだけあり、中身みっちり。
記載のある曲をいちいち試聴しつつ、時に弾きながら読み進めたので、えらい時間がかかっちゃいました。
わたしにとって、本書はまさにダブのドリル帳!
(はじから忘れちゃうけどNE)


カヴァーはDrawise a.k.a
ふっくんによる脅威の手描き!




著者 : マイケル・E・ヴィール
訳 : 森本幸代
出版 : TODOROKI
tdrb-003
¥2,625(tax incl.)



「ダブは他の音楽に感染し、新しいスタイルに変化させるウイルス」 Steve Ballow

「ダブを聞くと、音楽と一緒に飛べるんだ。心と体、たましいを音楽に合わせて飛ばせる。もし音楽がなかったら、抑圧と税金で死んでしまうだろ」 Lee'Scrath'Perry

「それを『サイエンス』と呼ぶ奴も『魔術』と呼ぶ奴も、ただ『オーベア』と呼ぶ奴もいる」 Prince Baster

「『こんなの十年前にできたかな?たぶん無理だよな。でも、こういう曲は二十年後にできるかな?たぶんできるだろう。でもマイクチップとコンピューターを使ってな』」 Clive Chin,Errol Thompson

「リズムをいじっていると、リズムはドラムとベースでできてることがわかる」
Clive Chin
※本文より抜粋、一部中略


CDのカップリングがカラオケだったり、曲にはRemixヴァージョンがあったりしますよね。その発祥は70年代ジャマイカ。1972年以降にプレスされたほとんどのレゲエのレコードB面には、原曲の“Version”が収録されています。
原曲をバラバラに解体して、ぐにゃぐにゃにエコーや山びこをかけ…、思いつくままに効果音をかぶせ、「これはこれでお楽しみなはれ!!!!!」的な。
当時ジャマイカで盛んだった野外ダンスでかけると、原曲より盛りあがるもので、ガンガン作ってたんですね!

原曲!



DUBWise Version!ソファーでならストーン、サウンドシステム前ならバキバキ!




今では考えられないようなショボい機材を駆使して「(DUB)Version」を創ってたのが、ミュージシャンじゃなく電気技師のおっさんたち=ダブ エンジニアだったという。
今わたしたちが聴いてる音楽はほぼデジタル加工品。サウンドテクノロジーを、ある意味楽器のように用いはじめ、レコーディングスタジオを単なる録音の場から創造の場へ。
事件はヨーロッパやアメリカじゃない、ジャマイカで起きてたんだ!というストーリーの、裏側と因果を明らかにする1冊ってとこでしょうか。


★ダブは、当時どんな風に創られていたの?
★何でジャマイカなの?
★電気技師のおっさん発信から、どうやって世界のメインストリームへ?



★ダブとダブ・エンジニアの関係

1960年代後半〜70年代、ダブ黎明期から隆盛期に活躍したエンジニアについて、それぞれたっぷりとページを割いて紹介。
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Sylvian MorrisからKing Tubbyとその弟子たち、LEE 'SCRATCH' PERRY、Errol Thompsonまで、各人のプロフィールはもちろんのこと、スタジオで使用した機材のスペックや入手経路、詳細なテクニックに至るまで、かなりくわしく紐解かれており興味津々です。例に挙げられている曲を聴きながら「ふむふむ、このムードはこんな裏ワザで演出されてるんや〜!」と、ガッテンボタンを連打。

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★背景はアフリカ!?

これまでダブやヴァージョンは「他人の著作やろーがなんやろーが、勝手にいじりたおして未来永劫使いまわしたる」という、社会的背景とジャマイカ人気質の産物という扱いだったけど、どうもそれだけじゃないみたい。
アフリカから奴隷として集団拉致され、バラバラに引きちぎられた過去の記憶を拾い集めようとする作業=ダブミックスだという考察がとても新鮮!

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黒人文学にはコラージュの手法を用いたり、トラウマをテーマとするものが多いそう。ブラックミュージックにおいては、テクノロジーと宇宙のイメージを介してアフリカを喚起させようとするのが常套手段。封じられた過去を未来的なイメージで解き放とうとしているのか、ダブの手法にもどっぷりとその色が表れてます。


★国境を越えてからのダブの変化

レゲエといえばジャマイカかイギリスかって話(私はUKから入門しましたし)なのですが、一般的にいまいち知られていないのが悔しい。イギリスからはAdrian Sherwood、Mad Professor、Dennis Bovell。アメリカはBullwackieとBill Raswell。ドイツはRhythm&SoundsのMoritz Von OswaldとMark Ernestusなどの紹介を通じてエレクトロニカへのダブの影響を分析。実験音楽やフリージャズの巨匠の名も登場し、興味深い内容でした。

このテーマで印象深かったのは、Adrianの「原曲のヴァージョンでなく、最初からダブ・ミックスのために音楽を作るようになる」というコメント。当たり前のようだけど、ジャマイカ生まれのダブが海を渡ったことは、すべてのポピュラー/ダンスミュージックがみるみる増殖し、細分化されてゆくターニングポイントだったのだと思いました。

古いダブが未だ新鮮に感じられるのは、テクノロジーを凌駕していたから。現代の音楽はテクノロジーに溺れている、というような話も書かれていました。確かにね。

もうひとつ。特にイギリスやアメリカのレゲエ・ダブにおいては、アフリカ生まれのカリブ育ち、第3国在住と、流浪する2重のディアスポラ根性が作用しているという説も興味深い!(ディアスポラ=祖国以外の地で生きることを強いられた人びと)

Jah Shakaについて若干触れてはいたものの、New Roots、Modern Rootsについて語られることがなかったのは残念!! ヨーロッパ各地に伝播したサウンドシステムカルチャーについても掘り下げてほしいものです。



レゲエには様式的で懐古主義的な側面があるものの、わたしはレゲエやダブの荒削りで、衝動的で、ゴリ押しなところが好きだと実感しました。こなれて精緻で動機のないメッセージを乗せたレゲエなんて死んでいるも同然だー。ダブにおけるドラム&ベースの意義についても、具体的に書かれており、個人的には大満足!

長年レゲエを聴いている人にとっては、大部分がすでに知っている内容ばかりだと思います。むしろすべてのレゲエ以外の音楽ファンに読まれるべき1冊。特にトラック制作やDJをやっている人にとっては、すっごくタメになると思います!

ちょっと読んで味噌!



今週末にはリリースパーティも。興味のあるかたはぜひ、サウンドシステムでダブの魅力をご満喫ください!爆音だと10割増なのでね♡
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by littleyu_like_mad | 2011-01-04 17:29 | REGGAEやDUBのこと